喪服と黒いビジネススーツの違いを解説!兼用しても大丈夫?

マメ知識

親せきや周りの方に不幸ごとがあったとき、着ていくもので悩んだことありませんか?

 

喪服ないけど、黒のスーツで良いのかな?

 

「何を着て行けばいいんだろう…」「クローゼットにある喪服、サイズまだ合うかな…」「黒ネクタイ、どこだっけ…」「息子は学生服でいいのかな…」・・・

 

お通夜や葬儀の場で困らないように、喪服、礼服、黒いスーツの違いや、知っておきたい服装やネクタイの知識もまとめてみました。

 

 

 

喪服と礼服って違うの?

 

 

結婚式のご案内と違って、訃報の連絡はいつ来るかがはっきりとわからないものです。

 

仕事や学校を休む準備だけでもあわててしまうのに、「着る服がわからない!」なんてことがないようにしたいですよね。

 

では、日ごろからどんなものを備えておけば良いのでしょう?

 

まず、喪服と礼服の知識を整理しておきます。

 

・「喪服」とは、葬儀や法事のための「礼服」のこと。

・「礼服」とは「フォーマルウェア」のこと。

 

つまり、礼服は公式な場で着用するという「広い意味」があります。

 

その「礼服」の中の1つとして、「喪服」があるわけです。

 

喪服と黒いビジネススーツの違いは?葬儀にビジネススーツはNG?

 

 

法事の席では、ビジネススーツを着てもOKな場と、ビジネススーツではダメな場があります。

 

・ビジネススーツでも良い場は、葬儀以外の法事です。

たとえば「お通夜」「一周忌や三周忌」等の席では、ビジネススーツでもOKです。

黒を中心に、暗めの色(紺やダークグレー)のスーツを着用すれば問題はありません。

 

・ビジネススーツではダメ!な場は、ずばり「葬儀」です。

お世話になった故人(お亡くなりになった方)との最期のおわかれの場です。
故人への恩をしっかりと形で表わすためにも、葬儀には喪服を着用しましょう。

 

学生服は葬儀で着用してもいいの?

 

 

学生服というのは、単に通学するためだけのものではなく、「フォーマルなもの」と定義づけられています。

 

つまり、学生のうちはお通夜でも葬儀でも制服を着るのが一般的です。

 

葬儀用の服を用意するのは、高校を卒業したタイミングでというのが社会常識になっています。

 

専門学校や大学の場合は制服がありませんので、学生であっても喪服が必要ということになりますね。

 

 

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葬儀のときのネクタイは「黒」であればいいの?

 

 

葬儀のときのネクタイは、「黒」であればなんでも良いというわけではありません。

 

うっすらストライプ模様が入っていたり、光があたると何らかの模様が見えるようなものは葬儀にはふさわしくありません。

 

一見黒に見えても、ビジネス用として販売されているネクタイには、なんらかの装飾がほどこされていることがよくあります。

 

この機会に、葬儀用の黒ネクタイを1本買っておきましょう。

 

また、葬儀の場ではネクタイの結び方にも配慮を!

 

普段結びのような、ぎゅーっと締める結び方はNGです。

 

結び目のくぼみ(ディンプル)がくっきりはっきり見える結び方ではなく、ふんわりと、くぼみが目立たない程度に締めれば大丈夫です。

 

ネクタイの結び方までじろじろ見る人は少ないかと思いますが、葬儀においてはあらゆる点において「おしゃれをする場ではない」ことを意識しておくことがポイントです。

 

喪服と黒いビジネススーツは違う? ~まとめ~

 

 

これ1着あれば、葬儀にも結婚式にも心配なく参加できるというスーツを1着持つのが今は主流の時代です。

 

冠婚葬祭すべてに対応した「礼服」を用意しておくのが、かしこい選択です。

 

ただ、女性の場合は結婚式や披露宴のとき、華やかなパーティドレスを着用することが多いですよね。

 

「結婚式用」には華美なもの、そして「葬儀用」には黒い礼服というように、女性は使い分けている人が多いようです。

 

また、女性の場合は化粧も使い分けています。

 

結婚式のときは派手な色目で、葬儀のときは暗めのトーンでということですね。

 

さらに、故人への礼を尽くす気持ちを表すのであれば、お香典にもこんな配慮を…。

 

婚礼祝いや出産祝いには、アイロンをかけたような美しい「新札」を包みますよね。

 

でもこれ、お香典でやってしまうと配慮に欠けた行動と取られかねないんです。

 

まるで、「そろそろお亡くなりになるかと思って、きれいなお札をあらかじめ準備していたのよ」と言わんばかりです。

 

訃報というのはいつも、突然飛び込んでくるものです。

 

「まさかお亡くなりになるなんて、心の準備もなにもできていなかった…」という態度のほうが、遺族の方の気持ちに添うことになりませんか?

 

あまりにも使い古したお札はべつとして、今まさにお財布から出してきたというような、普通のお札を入れるという工夫も大切ですね。

 

迷ったときには「遺族の方の気持ちはどうかな」と、少し立ち止まって考えましょう。

 

 

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