つい日焼けをし過ぎてしまった場合には、痛かったり、痒かったりと大人でも色々と大変ですが、それが子どもだったら・・・
子どもは自分の状態をしっかりと伝える事が出来ませんので、状況を見て大人が判断してあげることが必要です。
基本を押えて、対処してあげましょう。
子供に与える紫外線の効果
適度に紫外線を浴びることは、骨形成を助けたり、必要な面もありますが、紫外線の浴び過ぎは注意が必要です。
外で元気に遊ぶ機会の多い子どもは、紫外線を多く浴びます。
そのため、18歳までに浴びる紫外線量が、生涯の約半分といわれています。
一般的に、長年にわたって過度な紫外線を浴びると、20歳を過ぎた頃から皮膚がシミ、シワなどの光老化症状というものを引き起こします。
原因は、紫外線が皮膚細胞の遺伝子に多数の傷を与え、遺伝子が正常に戻らないような遺伝子レベルの変異ををおこさせることによります。
シミ、シワというと何となく大人の症状という印象がありますが、成人に比べ小児期は皮膚の細胞分裂が盛んなため、このような遺伝子の変異が起きやすい時期です。
子どもが日焼けをすると、肉眼では分かりにくいのですが、光老化へと進んでいき、20歳頃から皮膚に老化現象が現れ始めます。
紫外線は1日10分ほど浴びれば、健康面では十分と言われています。
子供のころにしっかりとケアすることで、将来的なリスクを引き下げる事が出来ますので、過度な紫外線を浴びない様に、時間帯に注意したり、日焼け止めや服装でコントロールし、正しい紫外線対策をしましょう。
子供の日焼け後の対処法
患部を冷やす
日焼け後はいかに早く最適な対応が出来るかが重要です。
日焼けしてしまった部分はとにかく流水で冷やしましょう。
外出先でも、日焼けしてしまったと感じたら、濡れタオル、コンビニの氷や冷たい飲み物、保冷剤などを使って、子供の日焼けした場所を冷やしてあげましょう。
冷やす際は、氷などを直接患部にあてるのではなく、ガーゼやタオルで包んで刺激を強すぎないように調整してからあてるようにしましょう。
1回に付き10分から20分くらいで、患部の熱が取れるまで繰り返し冷やしてください。
保湿をしっかり行う
日焼けでダメージを受けた肌は、肌のバリア機能により、細胞に蓄えられている水分を使って再生しようとします。
その際に水分を多く消費するため、皮膚がカサカサに乾いてしまうことがありますので、日焼けした部分を冷やした後には、保湿クリームなどをしっかりと塗って保湿することが大切です。
日焼け後の肌は乾燥しやすくデリケートになっています。
水分補給をする
日焼け後に肌のケアはしっかりと出来ていても、忘れられやすいのが、体内の水分補給です。
身体全体の水分補給を忘れ、そのまま放置してしまうと、熱中症になる場合もありますので、必ず水分補給をしましょう。
スポーツドリンクなど、水分だけではなく各種ミネラルや塩分も補給できるものがおすすめです。
夏場のお出かけには水分を持参し、こまめに飲むことがとても大切ですし、日焼けをしたと感じたら、通常よりも多めに水分を摂取しましょう。
子供の日焼けへの対処 まとめ
子供は遊びに夢中になっていると日焼けしていることに気が付きません。
安易に放っておくと、水ぶくれや火傷にまでなってしまいます。
そこまで至らなくても、細胞レベルでダメージを受けてしまったり、皮膚の老化の原因になりますので、日焼け後はすぐにケアをするように心がけましょう。
動けば動くほど、日焼け止めも落ちやすくなりますので、しっかりと塗り直しなどをして日焼けに注意してください。
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