読書感想文の簡単な書き方を解説! 中学生ならこんな風に書きましょう!

子供

いくつになっても、読書感想文は手ごわいですよね?

 

「青少年読書感想文コンクール」(毎日新聞社・全国学校図書館協議会主催)によると、読書感想文を書く基本の文字数は規定の2000文字だそうです。

 

つまり、400字詰めの原稿用紙5枚程度ということになります。

 

中学生の読書感想文は、小学生とは違い、読む本のページ数も増え、書く文字数も増えます。

 

「こんなに増えて、いったいどうしたらいいの?」という人もいますよね。

 

そんな時は、構成をあらかじめ考え、分量を分担していくと書きやすくなりますので、中学生が読書感想文を書きやすい構成の説明と導入文から章立て締めまで定型を解説していきます。

 

それでは早速、どうしたらいいのか具体的な構成を見ていきましょう。

 

 

 

読書感想文の構成の基本って?

 

 

まず、読書感想文の構成についてですが、次のような構成で書いていくのがおすすめです。

 

  1. その本と出会ったきっかけ(はじめに)
  2. その本の簡潔なあらすじ
  3. 心が動いた部分とその理由
  4. 本を読むことによって得たもの
  5. 終わりに

 

  • その本と出会ったきっかけ(はじめに)

 

はじめに、なぜその本を読むことにしたのかを書きます。

 

例)私は「○○」を偶然見つけ、○○というタイトルが気になり、読んでみたいと思ったことからこの本を選びました。~~~

 

  • その本の簡潔なあらすじ

 

次に、その本の簡潔なあらすじを書きます。

 

その本の大まかな内容が読む人に伝われば良いので、簡潔にまとめるようにします。

 

この、「文章をまとめる」ということを練習することで、誰かに何かを説明する力が養われますし、大人になって社会に出たときに必要な「簡潔に報告する」能力へとつながっていきます。

 

例)この本のテーマは、厳しい自然の中で生きる人々が伝える「困難な中でも自分の力で成し遂げる力」です。~~~

 

  • 心が動いた部分とその理由

 

三つ目に、「どの部分でなぜ心が動いたのか」を書きます。

 

これは単に「面白かった」「共感した」と書くのではなく、必ずその理由を書くようにします。

 

この理由を書くことによって、自分がそう思う根拠を伝えて相手を納得させる「説得する力」がつきます。

 

例)実際に読んでみて、○○を助けるという覚悟を決めた主人公の行動力と思いやりに感動しました。~~~

 

これを書くためには、「面白かった!」「感動した!」と思う部分に付箋を貼るなどして、文章を書くときのネタを拾っていきます。

 

  • 本を読むことによって得たもの

 

四つ目には、本を読んだ経験から自分はどう変わったのか、今後の生活にどう生かして行くのかを書きます。

 

本を読んで、何を得ることができたのかを考えると書きやすいですし、その後の人生の肥やしにもなっていくことでしょう。

 

例)私はこの本を読んで、これまでの自分の行動や友達に発した言葉を振り返って考えてみました。これまでの自分は~~~

 

1の出会ったきっかけやあらすじに分量を割いた場合、文字数稼ぎにはなりますが、あまり良い読書感想文にはなりません。

 

提出ギリギリというのであれば仕方ないかもしれませんが、成績にも影響が出るでしょう。

 

3や4の部分に原稿用紙3枚くらいを使って、ボリュームをもたせて書くようにしましょう。

 

 

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読書感想文を書くときのポイント

 

 

  1. 付箋を貼る

 

まず、本を読みなたら感動したところや共感したところ、気になる文章の部分に付箋を貼っていきましょう。

 

  1. テーマを絞る

 

次に、付箋を貼った箇所をもう一度確認して、自分が感動したテーマにはどんな共通点があるかを確認します。

 

そこから、テーマを一つ決めます。

 

  1. 肉付けをする

 

そのテーマに沿って、

 

  • この本のテーマは何か?自分がそう思う根拠とは?
  • 主人公と自分の共通点・相違点
  • 主人公や作者に共感できるところ
  • 主人公や作者の尊敬できるところ
  • 自分が今後実行できること

 

に注目し、先ほどの構成に当てはめながら文章を書いていきます。

 

 

読書感想文が書きにくい理由

 

 

読書感想文を書きにくい理由の一つは、その意味をはっきりと言われたことがないからだと思います。

 

これが宿題になる理由としてよく言われるのが「文章力がつく」「本を読むきっかけになる」「もっとたくさんいろいろな知識をつけてほしい」、そんな意見です。

 

しかし、はっきりと言われなくとも、自分でこれを書いてためになる理由はたくさん見つけられます。

 

例えば、「本を読んだことのない人にも簡単に分りやすく内容を説明する練習」、「根拠を挙げて相手を説得する練習」、「漢字を書く練習」、「本の内容を正確に把握する練習」「本を読んでインプットした内容をアウトプットする練習」などですね。

 

どれも社会に出て働く中で必要になるスキルですし、実は勉強のできる人は、役に立つのか分からないものに対して、こういった意味を見つけながら取り組んでいるものです。

 

時間のない人は「限られた時間の中で仕上げる力を上げる練習」、読書感想文をうまく書きたい人は「相手に自分の気持ちをうまく伝える練習」などと思いながら取り組むと、きっと読書感想文がはかどるでしょう。

 

 

「中学生が読書感想文を書くときの書き方とは?」 まとめ

 

 

読書感想文を書くときの書きやすい構成は、次の構成です。

 

  1. その本と出会ったきっかけ(はじめに)
  2. その本の簡潔なあらすじ
  3. 心が動いた部分とその理由
  4. 本を読むことによって得たもの
  5. 終わりに

 

また、ただ出された宿題を取り組むよりも、やる意味を自分で見つけて挑戦したほうが面白くなりますので、今年は今までと少し違った読書感想文を書いてみましょう。

 

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