最近ではビジネスでのお付き合いやなどでも中国の方と接する機会が多くなってきていますよね?
今日はこの祝日の中から、「国慶節」「双十節」をご説明します。
中国は日本よりも祝日が少ないようですが、10月には「国慶節」「双十節」という祝日があります。
国慶節とは何?
中華人民共和国や中華民国(台湾)の祝日で「建国記念日」と考えるとわかりやすいと思います。
日本でいうところの「建国記念の日」ですね。
ただし、中華人民共和国では10月1日、中華民国(台湾)では10月10日です。
中華人民共和国では、毛沢東により中華人民共和国の成立が宣言され、中国人民政治協商会議において10月1日を国慶節と定めたことに由来していて、年ごとに政府が決めたこの日をはさむ約1週間が大型連休になります。
中華民国(台湾)では、辛亥革命の契機になった、武昌起義が起きた日にちの10月10日を国定祝日としています。
双十節は台湾の国慶節?
台湾では双十節というものもありますが、これも建国記念日ですが呼び方が違うものになります。
中華民国では国慶節が10月10日のため、二つの10で「双十節」と読んだりするということなので、国慶節の別称といえますね。
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国慶節は日本にもある
もちろん日本では国慶節という言い方はしませんが、近いのは「建国記念の日」ですね。
ただし、日本では独立運動があったりしたわけではないので、建国記念日がはっきりしません。
そのため、日本神話の登場人物の神武天皇の即位日(紀元前660年1月1日 (旧暦))を、今の暦に換算した、2月11日を「建国記念の日」としています。
国慶節の英語表現
国慶節の英語表現は、
anniversary of founding
national celebration time
National Day
国慶節 月餅
月餅は中秋節の行事食です。
中秋節は日本でいうお月見ですから、日本だとお団子。中国だと月に見立てた「月餅」を食べるわけですね。
この中秋節と国慶節は時期が近くて、政府が日にちを決定する仕組みのため、年によってはすごく感覚が近かったり、重なってしまう年が出てきます。
そこで国慶節に月餅を食べる年が出てきてしまうようです。
つまり、国慶節にイベントとして月餅を食べる習慣は無いということです。
現在の中国では中秋節に月餅を贈り合う習慣があるようで、各家庭に食べきれないほどの量の月餅が集まってしまうようですよ。
国慶節の意味と双十節との違いを子供にも分かりやすくまとめ
国慶節と双十節とはなにか?
いわゆる「中国」「台湾」の関係がとても複雑で、それぞれの国(台湾は国ではありませんが)の呼び名も複雑なため、ちょっとわかりにくい問題でしたが、結局は日本でいうと「建国記念の日」。
中国は10月1日。
台湾は10月10日。
台湾の国慶節は10月10日で、10が二つなので「双十」ということで「双十節」とも呼ばれているということでした。
これならお子さんにも分かっていただけますよね?
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