雷が鳴っている時エアコンは切る?コンセント抜く?故障したら保険や保証は効くの?

災害

夏になるとゲリラ豪雨なんかで雷が鳴りますよね?そんな時はエアコンは点けたままで良いのか?万が一故障したら保険や保証が効くのか、落雷証明はどうしたら良いのか、まとめました。

 

切ると暑いし、出来れば点けたまま雷をやり過ごしたいところですが、故障は困りますよね。

近くに雷が落ちると、家電製品などは故障すると言われていますので、対策や対応を詳しくまとめてみました。

 

 

太平洋側では、例年4月~10月に雷が発生しやすいと言われていて、これらの時期に台風やゲリラ豪雨による落雷の被害が多くなります。

 

近くの電柱や、テレビアンテナに雷が落ち、テレビやエアコンなどの家財の故障や火事が発生する事例もあります。

 

落雷には大きく分けて、木や建物に落ちる直撃雷と、電線や電話線等を伝って家の中に入り込む誘導雷があります。

雷で故障した電化製品はほとんどが、この誘導雷が原因で故障しているんです。

 

雷が鳴ったらエアコンのコンセントは抜くべき?

 

まず、結論からお話しすると、雷が鳴ったらエアコンのコンセントは抜くべきです。

なぜなら、雷が近くの電線に落ち、雷サージという雷の影響で発生する高圧な電流が、コンセントを伝い家電製品に流れ込み、それが家電の故障の原因になるからです。

 

雷サージ電圧は非常に大きいため、電源を切ってもスイッチを越えて、電流が流れ込んできてしまいます。

電源オフやブレーカーを下げただけでは、雷サージの侵入を防ぐことはできません。

 

雷が鳴ったら、エアコンのコンセントは早めに抜くようにしましょう。

ですが、雷が近くで鳴っている時は、プラグやケーブルに触れない様にしてください。

万が一、雷が落ちた時にプラグなどに触れていると大変危険です。

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その他の家電は?

 

エアコンだけではなく、テレビやパソコン、扇風機やその他の家電も同じです。

落雷による家電の故障は、非常に多く見られます。

その多くが、パソコンなどの電子機器や、テレビ、電話などです。

特に、パソコンなどの電子機器には注意が必要です。

最近の電子機器は、小さなエネルギーで動く省エネモードで作られているため、少しでも異常電圧が流れ込むと故障しやすくなっています。

 

テレビやレコーダーの場合には同軸ケーブルのアンテナ線も抜いておくことをオススメします。

パソコンの場合には故障だけではなく、内部のデータまでも焼損してしまう可能性があるので、日頃からデータのバックアップをしておくことはもちろんですが、落雷等の災害対策を考えておく必要があるでしょう。

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コンセントを抜く以外の方法は?

 

雷が鳴った時の一番の方法は、電源プラグやケーブルを抜く事でしたが、日頃からの対策として「避雷器を付ける」という方法があります。

避雷器とは、電気機器を保護するための装置の事で、保護される機器と大地とを接続し、大地に放電し保護するという物です。

 

避雷器の種類として以下のタイプがあります。

  • コンセントに付けるタイプ
  • 電話回線タイプ
  • 通信専用タイプ
  • 分電盤タイプ

 

簡単なものでは、延長コードのようにコンセントに差し込むタイプのこんなものもあります。

 


また、業者にお願いして自宅の分電盤に取り付けてもらうタイプの物までありますので、一度専門の施工業者や、避雷器取扱いメーカーに相談してみるのもいいかもしれません。

 

落雷が原因で故障してしまった時の対策

 

残念ながら、雷が原因で故障してしまったと思われる場合にはどうしたら良いんでしょうか?

まずはメーカーや家電店に連絡して故障の見積もりを取りましょう。

 

雷とは無関係の故障だった場合
メーカーや家電店の保証期間中であれば、「大半の場合は保証対応」で修理してくれるはずです。
雷が原因と考えられる場合
大半の場合は故障の原因が「過電流によるもの」とされます。
この場合、あなたが家財保険などに加入していれば通常は保険がききます。
まずは家財保険の会社に確認をしましょう。
ただし修理業者は故障の原因を「雷」とは特定できません。ポイントは「過電流」が原因かどうかです。詳しくは以下を参考にしてください。

修理業者は「雷が原因です」とは言えません。

雷で故障した場合は落雷により「過電流による故障」を起こすわけですが、修理業者は過電流の原因が何かは調べられないからです。

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落雷証明書とは?

 

保険会社によっては「過電流による故障」という診断書だけで対応してくれるところもある様です。これなら大半の修理見積もりで記入してくれます。(もちろん原因が過電流なら。)

しかし、保険会社によっては「落雷証明書を提出してください」と言ってくるところもある様です。

 

「落雷証明書」とは文字通り、あなたの家や特定の地域に雷が落ちたことを証明するものです。

ただし、家電店ではこういった書類は作成してもらえません。

気象庁のHPや電力会社のHPでは特定に地域や時間帯に、落雷があったかどうかのデータを調べることができます。

保険会社がこれで受け付けてくれるなら、こちらを印刷したものを提出してみましょう。

気象庁の過去データ検索ページはこちら

 

それでも受け付けてもらえない保険会社の場合には、有料ですが民間の気象調査会社で書類の発行を受け付けている会社もある様です。

ただし、こちらは民間会社なのでこの証明書で受け付けてもらえるのか、事前に保険会社に確認をしてからのご依頼をオススメします。

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まとめ

 

一番の雷対策は雷が近づいてきたら、コンセントやケーブル類を抜いて物理的に過電流が流れるのを防止することです。

また、お出かけ中に雷がなることも考えられるので、避雷針や避雷器を取り付けるのも有効です。

とは言っても、自然災害の被害をゼロに抑えるのはとても難しいことです。

色々な対策を試みていても、被害に遭ってしまう場合も考えられるので、その時に備えて保険などでカバーできるようにしておくことも必要かも知れませんね。

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