お彼岸近くになると、あぜ道などに咲き乱れる彼岸花を1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
私は子どもの頃、母親から「毒があるから触ってはダメ!」とよく言われていましたが、幼心に、あの真っ赤な花にどこか魅力を感じていて、彼岸花の横を通るたびにドキドキしていた記憶があります。
そんな彼岸花ですが、日本では不吉なイメージが強いですよね。
でも、赤色の彼岸花の花言葉は「情熱、再開、想うはあなた一人」とロマンチックな花言葉を持つ花でもあります。
そんな彼岸花について、彼岸花が見られる人気スポットの巾着田についてご紹介していきたいと思います。
彼岸花?曼珠沙華?正式名称は?
実は彼岸花には別名があります。
親や、おじいちゃん、おばあちゃん世代の人は、彼岸花のことを「曼珠沙(まんじゅしゃ)華(げ)」と呼んでいませんか?
私の母親は彼岸花とも曼珠沙華とも呼んでいたそうです。
曼珠沙華とは、法華経などの仏典に由来しており、サンスクリット語で「天界に咲く花」という意味です。
「天界からおめでたいことの兆しに赤い花が降ってくる」という仏教の経典からきているとされています。
彼岸花と言えば巾着田
なんだか不思議な雰囲気が漂う彼岸花。
たくさん咲いているところを見てみたい!と思った方もいるのではないでしょうか?
彼岸花のスポットと言えば「巾着田」です!
巾着田は、埼玉県日高市の西部に位置しています。
高麗川に囲まれたところにある平地で、日和田山から眺めると巾着のような形に見えるので「巾着田」という名が付けられました。
巾着田は日本一の彼岸花の群生地で「巾着田曼珠沙華まつり」が開催されることから、たくさんの観光客で賑わいます。
秋になると約500万本の彼岸花が咲き誇り、辺り一面が真っ赤に染まり、その光景はまるで絨毯を敷き詰めたよう!
毎年観光客はその美しさに魅了されます。
巾着田の彼岸花の見ごろは?
巾着田の彼岸花の見頃は、例年9月20日頃から10月15日くらいになります。
しかし気温などによって見頃の時期が変わってくるので、行く前に開花状況を確認しておいた方がようでしょう。
開花状況は、日高市・曼珠沙華の里「巾着田」の公式ホームページで確認することが出来るので、事前にチェックしてみてくださいね!
アクセス、駐車場など
【アクセス】
- 電車の場合
・西部池袋線「高麗駅」から徒歩約15分
・JR川越線「八高線高麗川駅」から徒歩約40分
「高麗駅」の改札口を出ると「花さんぽステーション」があります。
初めての方はここに立ち寄って無料で配布されている「巾着田ガイドマップ」をもらうとよいでしょう!
ガイドマップには、巾着田周辺の案内地図や、周辺で観察される野鳥などが掲載されています。
ぜひ手に入れてみてくださいね!
- バスの場合
・JR高麗川駅から国際興業バス、高麗駅経由飯能駅行きに乗り「巾着田」で下車
→ 徒歩約3分。
・西部池袋線飯能駅から国際興業バス、高麗川行き・埼玉医大国際医療センター行きに乗り「巾着田」で下車。
→ 徒歩約3分。
- 車の場合
・関越道「鶴ヶ島」ICから1.4㎞
・圏央道「圏央鶴ヶ島」ICから11㎞
・圏央道「狭山日高」ICから8㎞
【駐車場】
有料の駐車場がありますが、数に限りがあります。
「巾着田曼珠沙華まつり」の時期には大変な混雑が予想されます。
「車で来たけれど停める場所がない!」となると、せっかくの観光も台無しになってしまうので、出来る限り電車やバスなどの公共交通機関を使う方がよいでしょう。
<駐車場料金>(1日の料金)
・普通車 500円
・二輪車 100円
・観光バス 3000円
彼岸花の名所「巾着田」。
真紅に彩られたミステリアスな光景を、ぜひあなたの目で確かめてみてくださいね!
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