節分の時期になると、行われるイベントは「豆まき」ですよね?
「鬼は外」、「福は内」と、鬼に豆をぶつけて、家の中から追い払う伝統行事です。
小さい子供が家にいると、幼稚園や保育園で豆まきをした話を聞いたりしますし、じゃあ家もって事で、家で行う家庭も多いかと思います。
ところで、この「豆まき」に正しい作法というのはあるんでしょうか?
正しいやり方って、学校でも特に習った事はありませんから気にしてませんでしたよね?
ちょっと、まとめましたのでご家庭で豆まきをする際にはお試しください。
節分の豆まきの作法
大豆をフライパンなどで炒りましょう。
豆を「炒る」のは、まいた豆から芽が出ると縁起が悪いと、言われているためです。
豆まきは夜にします。
鬼は夜にやってくるので、家族全員が揃って夜まで巻きをしましょう。
その家の「家長」もしくは「年男」「年女」「厄年の人」が豆をまく役になります。
窓を開けて家の一番奥の部屋から豆をまきます。
窓を開けた状態で「鬼は外」と窓に向かって豆をまきます。そして部屋の内側に向かって「福は内」と豆をまきます。豆の木が終わったら、窓はすぐに閉めて次の部屋へ向かいます。順に玄関まで豆まきをしたら終了です。
1年の厄よけを願いながら、年齢の数だけの豆を食べます。
地域によりますが、数え年の年齢の数だけ食べるのが一般的です。
豆まきのまめ知識 「鬼は内」ってホント?
豆まきの細かな作法などは地方によって違いがありますし、いろいろなやり方があるようです。
ネット上でちょっと面白いやり方を見つけたので紹介しておきます。
一般的に「鬼」は厄災の象徴とされていますが、なんと「鬼」を歓迎して「鬼は内」と豆をまくところもあるんです。
地方によっては、良い「鬼伝説」のある地域や、鬼が祀られている神社があります。
こういった地域では鬼が良いものであったりするため、追い払うのは縁起が悪いので、「鬼は内」としているようですね。
また、商売をされているお家でも、「オニ 鬼」を「オオニモツ 大荷物」と語呂合わせをして、商売繁盛につなげるため、「鬼を内」として縁起を担いでいるようです。
さらに、撒く物が「お豆」ではなく「落花生、ピーナッツやお菓子やみかん」だったり、なんと「お金」なんかをまくところもありました。
落花生だと拾いやすいから、ちょっとエコですよね。
しかも、子供がとっても喜んでイベントとしては盛り上がりそうですから、子供会で豆まきイベントを開催する時などにはきっと喜ばれますね。
日本古来の行事である「豆まき」ですが、ところ変われば風習も色々ですね。
皆さんもご家庭に合わせてアレンジして楽しんでしまっても良さそうですね。
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