昔は祖父母や両親から「生理中には初詣には行けない」と教えられた方が多く、
生理中に初詣に行っていいのか?
鳥居をくぐらなければ良いのか?
などを悩まれる方が多いようです。
しかし、今の時代にそぐわない気もしますよね。
本当のところはどうなのか、生理中の女性の参拝についてまとめてみました。
生理中でも初詣や参拝には行っても良い。
結論としては一般の方は、初詣などの参拝に出掛けても構いません。
生理中の女性は体力も衰えているために、「神事」などに従事して体に無理をしない様にする配慮として、「参拝しない方が良い」と伝えられていたようです。
実際に神社で働いている女性も、生理中でもお仕事をされています。
ただし、本殿等では制限があり、神社で勤めている方には一部の仕事には携わらないようです。
その制限とは、①本殿など特に神聖なエリアには、立ち入らないこと。
そして、②祭典は神楽舞などの奏仕を行わない。
このような制限があるだけで、神社への出入りは普通にしているのです。
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生理中は鳥居をくぐったらダメ?「穢れ」とは?
鳥居も神社と同じく、昔は血を穢れとして見られていたので、神様に嫌われると言う説がありました。
そのため生理の時には、神社・鳥居に入れなかったと言われております。
そもそも「穢れ」とは何でしょうか?
穢れ(けがれ)とは
穢れ(けがれ) け穢れ(けがれ)というのはけがれている状態を指し、内面的な汚れを意味します。
諸説ありますし、なかなか一言で説明のつく言葉ではないのですが、ここでは一般的な神社の考え方を示します。
神道で言う穢れというのは、大まかに言うと死や血・悪い行いなどを指します。
現代社会では希薄になりつつありますが、女性の出産・月経なども穢れとされてきました。
穢れは気枯れとも書き、それそのものの不浄を指すのではなく、それによって、気が枯れている状態という考えが一般的です。
仏教と神道は、日本社会では密接に関わっており、近代以前は神仏習合と言い、折衷した独自の発展を遂げてきました。
そんな中、神道と仏教の大きな違いは、死に対する概念かもしれません。
仏教では一般的に死を穢れとしないのに対して神道では穢れとします。
例えば、神社は聖域であり、仏教のようにお寺で葬儀を行ったり、墓地を隣接したりすることは一般的にありません。(前述したとおり、日本の神社とお寺は密接に関わりあっていたという背景や、元々神道では教義というものがないことから、民間の文化的な伝承によって違う考え方の神社もあります。)
穢れは禊や祓によって祓うことが出来ると考えられています。
よく葬式参列の後に、清めの効果があるとされる塩を用いるのはこうした穢れを浄化するという意味です。こうした宗派を問わず一般的に塩を用いて浄化したりするのは、一般的な概念として民間に定着しているからだと思います。穢れに対してはいろいろな考え方があります。
引用 http://www.jinja.in/
生理と言うものは、生命誕生に関わる尊い営みですから、神様が来るなというはずもなく、体が弱っている期間は色々な事に煩わされず、ゆっくりと休めるように神社に参拝しなくても良い。という意味なのではないでしょうか?
生理中に初詣などの参拝はダメなの? まとめ
昔は生理中には、初詣には行ってはいけない、鳥居をくぐってはいけないと言われてきました。
しかし、今は生理中でも初詣や鳥居をくぐっても問題はないようです。
あくまでも体に無理をせず、ご自身に参拝したいお気持ちがあれば、問題ありません。
しかし、突き詰めれば神社によっては、「穢れ」ているときには避けた方が良いとする「場所」や「神事」があるようです。
ただし、これについても神社側が確認したり、注意するわけではなく「聞かれればそのように答える」というレベルの話です。
一般の参拝者がそれほど気にする事ではありませんので、あなたの体調が大丈夫であれば参拝してください。
なにより、ご自身の気持ちと体を第一に考えましょう。
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