雷が鳴ると停電が心配になりますよね。
我が家では子供が脚に絡みついて、身動きが取れなくなってしまいます(笑)
一般的には、停電すると電気系統に支障が出て、一時的に照明が消え、パソコンや電化製品も使えなくなってしまいます。
でも心配しなければならないのは一時的に使えなくなることではなく、「パソコンが故障してしまうかもしれない」ということ。
ここでは、パソコン使用中に雷が発生した場合の対処方法についてご紹介します。
雷が鳴っているときにはコンセントを抜くの?
落雷の際にはパソコンだけでなく、コンセントにつないである全ての電化製品が壊れる可能性があります。
落雷によって、瞬間的に高圧電流が発生すること、またはその電流自体を「雷サージ」と言いますが、これは電線やアンテナ線、電話線から侵入してきます。
ケーブルテレビを契約している方は、光配線でなく、同軸ケーブルの場合にはこちらも要注意です。
この雷サージによって、コンセントや同軸ケーブルにつながった電気製品が壊れるのです。
例えば雷が木や人間に落ちた時に、どうゆう経路で電流が進むのか予測ができないのと同じで、雷サージもどこに流れるかは予測できません。
そこで、コンセントから電源プラグを抜いて、できるだけ電気の通り道を遮断するのが正解です。
パソコンやそのほかの家電は?
パソコンについても同様です。
パソコンを使っている時に落雷があると、雷サージがパソコン内部に侵入する可能性があります。
それによって、パソコンの電源が突然切れたり、故障してしまうのです。
デスクトップパソコンの場合は、急な停電で突然電源が落ちる事で、ハードディスクが故障することもあり得ます。
雷が鳴り出したら、シャットダウンしてパソコンの電源を落としておきましょう。
パソコンについての対処法としてをまとめると、
1 パソコンの電源を切る
作業中の必要なデータを保存し、シャットダウンしてパソコンの電源を切りましょう。
その際には、スタンバイではなく、電源を完全にOFFにします。
2 パソコンや周辺機器の電源ケーブルをコンセントから抜く
電源を切っても、まだ電源ケーブルがコンセントとつながっているため雷サージ
の進入を防ぐことができませんからね。
コンセントからパソコンや周辺機器の電源ケーブルを抜きましょう。
3 パソコンや通信機器から通信回線ケーブルを抜く
電源ケーブルだけでなく、通信回線からモデムやルーターなどの通信機器を経由してパソコンに落雷や誘導雷の電流が進入する場合もあります。
パソコン本体やADSLモデム、ルーター、ターミナルアダプタなどから、電話線やケーブルTV回線、LANケーブルなどの通信回線ケーブルを抜きましょう。
4 TVアンテナを伝って電流が進入する可能性もあるため、TVアンテナを接続している場合も外してください。
5 デスクトップパソコンでアース線を取り付けている場合は、アース線も外してください。
落雷に備える便利アイテム
「こんなにいろいろと回線を外すのは面倒」
「一旦外してしまったら、どこに何が接続されていたのか分からない」
という場合もあるかと思います。
実はコンセントから侵入してくる雷サージを防御してくれる、この雷ガード付6口スイッチコンセントのような「雷ガード用品」というものがあります。
これを家電とコンセントの間に取り付けることによって、雷ガード用品が身代わりとなり、雷サージから家電を守ってくれるのです。
また、留守中はコンセントを抜くことはできませんが、雷ガード用品が守ってくれます。
ただし、注意して頂きたいのは、雷ガード用品はサージ電流を受け止めると、そこで役目を終える「使い捨て」の製品だということです。
選ぶ際には、「作動ランプ付き」の製品を選びましょう。
作動ランプがついていれば、雷ガード製品がまだ役目を終えていないか、まだ使えるかを知ることができます。
また、雷サージの電流は予測できませんので、「最大サージ電圧がなるべく高いもの」を選ぶようにしましょう。
例えば、製品の説明やメーカーHPなどに「最大サージ電圧:12000V」等の表示があれば、それが雷サージに対する強さになります。
この数字が大きいほど強い雷サージに耐えられます、逆に低い製品は、万が一の時に家電を守りきれないかもしれません。
ただし、これで防止できるのは電源からのサージのみですから、それ以外の通信ケーブルなどは在宅中であれば抜いておきましょうね。
冷蔵庫などにはこう言ううタイプが便利です。
パソコンやテレビなどにはこちらの延長コード型が便利。
雷が鳴ったらパソコンの電源はどうする?使わない方が良いの? まとめ
落雷はどのような経路でどこに落ちるか分かりません。
電線やアンテナ線、電話線などから電流が流れ込んでくる可能性があります。
ですので、すぐにPCをシャットダウンし、電源を抜きましょう。
電化製品も同様です。
もし、全てのコンセントを抜くのが難しいのであれば、「雷ガード製品」を取り付けましょうね。
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