パンを数日保存したいなって時、どうしていますか?常温?冷凍?
本当はどうすれば美味しく長期間保存できるのでしょうか?
常温・冷蔵・冷凍、本当はどれがいいのか気になりますよね。
そこで、今回はパンの最適な保存方法について調べてみました。
パンの賞味期限はどれくらい?
パンの袋に記載されている日付は「賞味期限」ではなく、「消費期限」です。
なぜかというと、パンは含まれている水分量が多く、カビが生えやすい食品だからです。
メーカーで設定されている消費期限は製造から4〜5日で、長くても1週間ぐらいに設定されています。
山崎製パンでは、カビが生えるまでのテストを室温30度で行っているそうです。
山崎製パンでは、通常より条件を悪くしてテストを行い消費期限を決めているのですが、この条件はメーカー毎に設定をしています。
パンを冷蔵保存するときは
パンは、常温保存するのが通常ですが、「カビを生やさない」という点では冷蔵庫保存が適しています。
カビは温度が低いと成長が遅くなる為です。
カビやすい食品かどうかの目安として「水分活性値」というものがあり、これが1に近いほど「カビやすい」ということになります。
鮮魚・果物は0.98〜0.99、パンは0.96と非常に高い値となっています。
冷蔵庫に入れる事で、パンの中の水分が抜けていきますし、カビの成長も遅くなり、カビが生えにくくなります。
ただし、パンの中の水分が抜けるということは、パンが固くなりますし、風味が落ちることになります。
味を取るか、カビない事を取るかですね・・・
パンを冷凍保存するときは
パンは冷蔵保存より、水分もそのまま凍らせることができる冷凍保存がお勧めです。
保存の際にはラップやビニール袋等で包み冷凍させましょう。
おいしく長持ちさせたい場合、日にちが経つほどパンの風味が落ちて乾燥してしまうので、賞味期限が近づいてからではなく、新しいうちに冷凍するようにします。
冷凍保存をした場合の消費期限は3~4週間です。
冷凍すると安心して、食べるのを忘れてしまったりしますよね?
何ヶ月もは持ちませんので、気をつけましょうね。
ただし、家庭での冷凍では凍るまでに時間がかかるため、細胞が破壊されていくため解凍後の味は落ちてしまいます。
元々冷凍して販売されているパンの場合、業務用の冷凍装置で冷凍しているため、焼き立てのおいしさをある程度保つことが出来るようになっています。
美味しく食べるには?
一番おいしいのはもちろん出来立てですが、買ってきたパンは常温保存で、4日~5日以内に食べることが一番です。
乾燥すると固くなりますので、しっかりと封を閉めて空気が袋の中に入らないようにしましょう。
下の様な密閉容器に入れる事で、乾燥を防ぐこともできます。
カビが生えてしまった時は
消費期限を過ぎる頃にはカビが生えやすくなります。
特に夏場はその前でも生えてきてしまうケースがあります。
カビは表面を擦り取っても菌糸が奥深く入り込んでいるため、食べるのは非常に危険です。
また、焼いても毒素や発がん性物質は消えません。
カビは60度で10分以上加熱しないと死滅しないと言うデータがあります。
パンを10分以上も焼いたら焦げてしまいますので、食べられないですよね。
パンの保存 方法は常温?冷蔵?それとも冷凍? まとめ
いかがでしたでしょうか?
パンは基本的には常温保存で、消費期限内に食べるのが一番美味しい。
常温保存でカビを生えにくくするには湿度をコントロールしてくれるこんな容器もありますよ。
しかし、夏場のカビの生えやすい時期やどうしても食べきれない時には冷凍保存がお勧めです。
そして、冷凍する場合にはできるだけ早く冷凍する様にしましょう。
私はパンの裏面を確認せずにカビパンを食べてしまったことがあります。
幸い大事には至りませんでしたが、危険ですのでパンの表面はおもてうらチェックしてから食べましょうね!
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