最近色々なところで話題になっているランサムウェア(身代金要求型マルウェア)。
有名なものとして「WannaCry」(ワナクライ)が、ありましたよね。
しかし、6月27日に欧州やロシアなど世界各地で、ランサムウェア(身代金要求型マルウェア)「Petya」の新しい亜種と思われるランサムウェアによる大規模攻撃が発生したようです。
この「Petya」、これから話題になると思われますが、なんと読んだら良いんでしょうか?
「ペチャ」ではなく、日本語の発音では「ペトヤ」で良いようです。
しっかりと覚えておきましょうね。
でも、ちょっと気になったんですが、この名前誰がつけているんでしょうか?
また、この機会に「身代金要求型マルウェア」についても、まとめておくのでよろしければご参考にどうぞ!
身代金要求型マルウェアとは?
ランサムウェア(Ransomware)とは、マルウェアの一種です。
現在有名なものはWannaCry(ワナクライ)と呼ばれるランサムウェアです。
これらのランサムウェアに感染したコンピュータでは、ユーザーがコンピュータ内のデータやシステムを利用することができなくされてしまいます。
コンピュータ上には「データを解放してほしければ、お金を払え!」というメッセージとカウントダウンタイマーが表示されます。
企業などでは、顧客データや組織内の重要なデータがロックされてしまうので、損失を恐れて身代金を支払ってしまうこともあるようですが、多くの場合ロックが解除されることは無いようです。
マルウェアなどの名前は誰がつけている?
ランサムウェアなどのコンピュータウイルスなどの名前は、統一された名前やそれをつける機関はありません。
新しいウイルスが発見された場合には、ウイルスを研究する専門家や、組織がそれぞれに名前をつけます。
そのウイルスが動作する環境や、系統などに基づいた名前をつけるのが一般的で、「WannaCry」や「petya」という名前は、特別に注意を喚起するべきウイルスなどにつけられる俗称になっていて、マスコミやネット上でつけられた名前が一般化する事もあるようです。
ちなみに、「Wannacry」は「泣きたくなる」という意味だと言われています。
「Petya」の意味は・・分かりませんでした。英語では無いようですが、意味は不明です。
感染しないためには?
感染する多くの場合は、多くのウイルスやランサムウェアはメールに添付されたファイルを不用意に開くことによっておきます。
技術的には、主にWindowsの脆弱性を利用して感染するものが多いようです。
そのため、「Wannacry」の場合には、マイクロソフトは、2017年3月14日にセキュリティパッチを公開していますが、このパッチをインストールしなかったコンピュータが感染し、被害が拡大してしまったようです。
当初、被害にあったコンピュータのほとんどのOSがWindows 7であった事から、マイクロソフトではサポート終了済みのWindows XP、Windows Server 2003、8.1未適用のWindows 8などにも、2017年5月13日に臨時のセキュリティパッチを提供するという異例の対応を行いました。
そこで今回の「Petya」の場合も以下のようなことに気をつけてください。
- アンチウィルス ソフトを常に最新の状態にアップデート
- 不審なメールはもちろん、メール内にあるURLのクリックに注意
- システムおよびアプリケーションのアップデートを適用
- データ、システムのバックアップを取る
まとめ
身代金要求型マルウェア(ランサムウェア)から、身を守るためには以下のことを徹底しましょう。
そして、流行中のランサムウェアの日本語での読み方は、
「WannaCry」の読み方は、「ワナクライ」
「Petya」の読み方は、「ペトヤ」
です。くれぐれもご自身が感染してしまわないように気をつけましょう!
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