「A1」とか「A4」とか紙のサイズってピンときませんよね?
お仕事でコピー機を使う方などはなんとなくサイズがわかっているかもしれませんが、そういったことがない方は「A1」って言われても何cm のことなのかさっぱりわかりませんよね。
この「紙のサイズ」知っておいて損はないと思いますので、今回はこの「Aサイズ」という規格について分かりやすく説明します。
「A0」とか「A4」そもそも何?
これはJIS規格で定められた国際的な紙のサイズを表す記号です。
JIS規格の「規格番号 J I S P 0138 紙加工仕上寸法」です。
A判サイズは、19世紀末ドイツの物理学者オズワルドによって発案された規格で、
面積が1平方メートルの「ルート長方形」を「A0」としています。
このサイズは国際規格になりますので、海外でも通用する寸法になります。
「A0」から「A10」までの寸法がありますが、数字が小さい物が大きいサイズになります。
「A0」は841ミリ×1189ミリです。
この長辺の1189ミリを真ん中で切ったサイズが「A1」。
さらに、長い辺をもう一度着ると「A2」になります。
つまり「A0」を「切った回数の数字」が付いているわけですね。
この繰り返しで「A10」まで半分半分と小さくなっていきます。
ちなみに長辺を切って0.5ミリのサイズが出た場合は切り捨てになります。
A0:841mm×1189mm
A1:594mm×841mm
A2:420mm×594mm
A3:297mm×420mm
A4:210mm×297mm
A5:148mm×210mm
A6:105mm×148mm
A7:74mm×105mm
A8:52mm×74mm
A9:37mm×52mm
A10:26mm×37mm
A4サイズの覚え方
「A4」の寸法は210ミリ×297ミリです
語呂合わせで覚える方法としては、いろいろなサイトに出ていますが、あえて私のオリジナル語呂合わせを紹介しておきます。
布団で拭くな!えーやんか。
210で297!A4か。
ちょっと苦しい感じもしますが、私はこれで覚えています。
A0ノビ、A2ノビのノビって何
原稿を印刷する場合寸法の外側にとんぼと呼ばれる目印の線をつけます。
しかし、ぎりぎりで印刷する場合は当然トンボを打つことができませんし、A0フチなしの印刷をしたい場合では「A0」の用紙では余白がないため、印刷ができません。
そこで、A0フチなし印刷する場合は、一回り大きい寸法の紙を使うことがあります。
「A4」の場合は「B4」、「A0」の場合は、「B0」です。
(Bサイズについては次の項目でご紹介します。)
しかし「B0」までは不要だが、余白やトンボを打つためのスペースが必要という需要のために「A0」よりちょっと大きい寸法ということで、「A0ノビ」というサイズが考えられました。
この「A0」よりちょっと大きいサイズが「A0ノビ」、「A1」よりちょっと大きいサイズが「A1ノビ」という物になります。
B5って?Bサイズは?
最近ではAサイズの「A4」や「A3」と言うサイズが多いんですが、「B5」とか「B4」って物もありますよね?
ついでにこちらも紹介しておきます。
「Bサイズ」というのは、美濃和紙など、もともと日本で使われていた紙の寸法で、こちらもJIS規格になっています。
「B0サイズが1030ミリ×1456ミリのサイズ」。
(A0:841mm×1189mm)
「B」サイズも、ルート長方形なので、長い方の辺を半分に切ったものは「B1」となります。同じ数字であれば「Aサイズ」よりも少し大きいサイズになっています。
「B5」(182mm×257mm)がノートなどでよく利用されていますので、最も目にするサイズですね。
A1、A4、A5って何センチ?ノビって何?まとめ
ルート長方形なので、パッと見は切りの悪い数字で全部覚えるのは厳しいと思います。
ぜひ、おすすめのちょっと寒いオリジナル語呂で覚えてみてくださいね!
布団で拭くな!えーやんか。
210で297!A4か。
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