女の子が生まれて初めて迎えるひなまつり、この初節句の食事の準備はどうすればいいのでしょうか?
料理のメニューや材料、出し方などわからないことが多いですよね。
初めての事ですから当然ですよね。
初節句のひな祭りのお祝いの仕方、食事のメニューを中心に一般的に皆さんがやっている内容をまとめてみました。
初節句では、両親や祖父、兄弟など日頃お世話になっている方を招いて、厄除けや子供の成長を願って食事会を行います。
食事の後は、お子さんを順番に抱っこしたり、記念写真を撮ったり、楽しく過ごすというかたが多いようです。
初節句のひな祭りを、ご自宅でするときの食事
初節句の食事に一般的なメニューを順番にご紹介します。
定番料理
ちらしずし、ハマグリのお吸い物、菱餅、ひなあられ、白酒か甘酒
これらは必ず用意しましょう。
お料理の由来
ちらしずし
簡単に作ることができ、見栄えも良い上に、縁起が良いとされている食材がたくさん入っています。
- エビ 背中が曲がるぐらいまで長生きができるように。
- れんこん 穴が開いている事から、未来を見通すことができるように。
- 豆 健康にまめに生活することができるように。
といった願いが込められています。
はまぐりのお吸い物
はまぐりは平安時代から貝合わせなどの遊びで知られ、ハマグリが同じ個体の対になっている貝殻でしかぴたっと閉まらないことから、夫婦が仲良く一人の相手と幸せに一生を添い遂げられるようにという願いが込められています。
菱餅(ひしもち)
菱形は「心臓」を表していると言われ、災厄を除こうという気持ちや、親が娘の健康を願う気持ちが込められています。
色にはいくつかの説があり、緑は「健康や長寿」、白は「清浄」、ピンクは「魔除け」という説と、緑は「大地」、白は「雪」、ピンクは「桃」で「雪解けした大地に草が芽生え、桃の花が咲く」という幸せを表す意味が込められているという説があります。
ひなあられ
あられの色、「ピンク」、「緑」、「黄」、「白」の「4色がそれぞれ四季」を表していると言われていて、「常に幸せに過ごせるように」という願いが込められています。
白酒
もともとは中国から伝わった、桃の花びらを漬けた「桃花酒」というものが飲まれていたと言われています。
桃は邪気を祓い、気力や体力の充実をもたらすということで、薬酒のひとつとされていました。
これが、みりんに蒸した米や麹を混ぜて1カ月ほど熟成させた「白酒」に変化したと言われています。
「白酒」はアルコール度数10%前後のお酒ですから、子どもにはノンアルコールの「甘酒」が出されます。
[ad#ad-1]初節句の食事に追加するメニュー
そして、これだけだと少し寂しいと感じたり、余裕がある場合には縁起の良い料理を追加してみましょう。
茶碗蒸しやお祝い料理の定番のお頭付きの鯛の塩焼き、またはそれに変わるものとしてお刺身の盛り合わせ、菜の花のおひたし、春野菜の天ぷら、デザートとして果物やケーキ類などがおすすめです。
初節句、ひな祭りの食事のまとめ
この時期は、まだお子様も小さいですし、自宅で支度する場合には時間も限られますよね。
人数が多くて準備が大変だったり、時間が取れない場合には、無理に手作りせず、仕出し料理やスーパーなどのお惣菜を利用しても良いと思います。
また、無理に自宅に招待するのではなく外での食事会にする方法もあります。
その場合にも、食事後に自宅にご招待してお茶を出し、お雛様やお子様との時間を楽しめるようにすれば喜んでいただけると思います。
まだまだお子様の世話に時間や手間のかかる時期なので、ご主人やご両親と相談して、あまり無理をしないように初節句のお祝いをしたいですね。
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