危険なの?椎間板ヘルニアでの硬膜外ブロック注射とは 痛さと効果を解説

健康

先日、突然腰が痛くなって身動きできないくらいの腰痛になってしまいました。

翌日も寝たきりで過ごしたんですが、ほとんど痛みが改善しなかった為、病院で硬膜外ブロック注射というものを打ちました。

知人に話すとその痛さと効果のほどに興味をもってもらえたので、同じ様な痛みに悩んでいる方向けに硬膜外ブロック注射の痛さやその効果、感想などをまとめてみました。

ご参考になれば幸いです。

硬膜外ブロック注射の痛さ

 

注射の痛みはとんでもない痛みではありません、絶叫してしまう様な鋭い痛みでもなく、例えるなら「グーっと圧迫される様な鈍い痛み」という感じです。

インフルエンザの予防接種の様に「チャチャっと」終わるのではなく。「ゆっくり」と注射される感じなので時間が長く感じました。大人なら我慢できるし、僕自身は腰痛が改善されるなら喜んでこの注射をしてもらいます。

 

ベッドにうつ伏せになってお尻のちょっと上あたりから針をさされるんですが、針が刺さっていた時間は、今思うと1分ぐらいだったんじゃないかと思いますが、注射を受けている瞬間は10分くらいに感じました。

 

針が皮膚に刺さる痛さはそれほどでもないんですが、その後の脊椎をグッと押される様な感覚の痛みがしばらく続いてこの時間が長く感じました。

 

薬剤が注入されている時に感じる圧力なんでしょうか?

 

また、痛みの原因になっている場所によって注射すべき腰椎が変わるため、患者さんによって注射を受ける時の「姿勢」が違う様です。

 

背骨と背骨の間に針を差し込む注射のため、変な姿勢を取らされますので緊張感も高まりますが気にしすぎない様にリラックスして待ちましょう。

 

硬膜外ブロック注射の効果

 

受けた直後はあまり変わった感じはありませんでしたが、注射から半日ほどするとかなり改善されていると感じました。

若干の痛みはあるものの、歩いたり、座ったりという事が楽にできる様になりました。

 

おそらくはじめにあまり変わらないと感じた理由は、「腰痛」と一括りに感じていた痛みは本来、「圧迫された神経の痛み」と「その周りで緊張している筋や筋肉の痛み」の両方で、注射によって「圧迫された神経の痛み」は比較的すぐに楽になるが、「その周りの緊張していた筋や筋肉の痛み」には麻酔の直接の作用がなかったからだと思います。

 

ただし、本来の「ヘルニアの圧迫された痛み」が楽になったことと、筋肉をほぐす薬を処方してもらったため、それらの痛みも時間とともに楽になったんではないかと思います。

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硬膜外ブロック注射の経緯

 

実は私が「硬膜外ブロック注射」を受けるのは今回が2回目です。

 

そもそも、若い頃からヘルニアの気があり、ちょっと腰が痛かったりすることはよくありました。

ただ、痛いけど動けないほどではなく数日我慢すれば収まっていましたので、さほど気にしてませんでした。

 

それが加齢をによるものか数年前に、いわゆる「ぎっくり腰」の様に痛くなって、歩くのもままならないくらいの痛みが発作の様に起きました。

 

いままでは近所の外科で痛み止めと湿布をもらって凌いでいたんですが、なかなか痛みが治まらず、たまたま近所にあった評判の良い腰痛の専門医にかかることにしたんです。

 

MRIなどの検査をした結果、軽度の椎間板ヘルニアではあるが、今のところ手術するほどの病状ではないという事で「ブロック注射」をしてみることになったという流れです。

 

硬膜外ブロック注射は一時的な麻酔なのか

 

ヘルニアで圧迫されている神経の痛みをブロックしてくれるものなので、もちろん麻酔なんですが一時的にその場をしのぐだけのものではない様です。

 

感覚神経、自律神経を麻痺させるだけではなく、血流を改善させたり、筋肉の緊張をやわらげる効果があるとのことで、総合的な痛みの改善が期待できます。

 

実際に、私も2度注射を受けていますが、2度ともかなり楽になり病院から帰ってすぐ家族に「治ったの?姿勢が全然違う」といわれました。

 

硬膜外ブロック注射のまとめ

 

今回も歩くのもままならないほどの痛みで、通院のため車に乗るのも辛い状況でしたが硬膜外ブロック注射をした翌日にはほぼ改善し、通常の仕事をする事ができましたし、通常の麻酔の様に時間で効果が切れて痛みが復活してくるという事も今の所はありません。

 

もちろんなるべく無理はしない様に、洗顔や歯磨きは膝をついて行ったりしています。

 

痛みも想像していたよりは少なかったので、今後も同じ様な腰痛に襲われた場合には医師との相談の上で「硬膜外ブロック注射」を行うと思います。

 

記載し忘れていましたが、今回は前回の検査画像をみながら診察を受けたため、新たなMRIなどの検査は行いませんでした。そのため費用は診察と注射を含めて1,500円程度で収まりました。(薬、湿布代は別)

 

今回受けた「硬膜外ブロック注射」という注射どこの病院でも必ずやってくれる治療ではない様です。

 

私が以前通っていた「外科」では「注射しましょう」という提案は一度も受けた事がありません。

 

痛みが辛くて硬膜外ブロック注射を検討されている方は、そういった治療が行えるのかを確認してから通院する方が良いかもしれません。

 

個人差はあると思いますし、どこの病院でも受ける事ができる治療ではない様ですが、痛みに悩んでいる場合には医師に相談してみる価値はあると思います。

 

腰痛は本当に辛いと思います、あなたの苦痛が少しでも楽になる様に選択肢に入れていただければ幸いです。

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