【 錠剤やカプセルをうまく飲むアイデアと対処方法をまとめました 】
飲まなくても済むなら飲みたく無い「薬」ですが、体調を崩した時には飲まないわけにはいきませんよね。
さらに、薬を飲むのに苦手意識があると憂鬱です。
錠剤、粉末、顆粒、カプセル、薬には色々なタイプがあって苦手なものは人それぞれだと思いますが、今回は飲み込むのが苦手な方に飲み方のコツと、引っかかった感じがある時の対処法をご紹介していきます。
実は、薬の飲み方の「上手・下手」は、水の飲み方がカギをにぎっているって知っていましたか?
なんとなく、薬を飲むたびに喉や食道に引っかかったような、嫌な感じがする方には必見の話題ですよ。
錠剤の薬やカプセルが喉に詰まる?
飲み薬やカプセルは、何も意識せず簡単に飲み込める方もいますが、毎回のように喉に引っかかったような異物感を覚えたり、喉に詰まらせてしまうという方もいますよね。
薬を飲むのが嫌だと、ただでさえ体調が悪いのに憂鬱になってしまいますので、出来るだけ楽に飲みたいですよね。
薬やカプセルが喉に詰まりやすい原因としては、「もともと喉や食道が細い」、または「年齢とともに喉や食道が細くなってきた」などが考えられます。
他には、これも加齢によることが多いのですが、口の中の唾液が少なくなる「唾液欠乏症」になっていることがあります。
食べ物や薬を飲み込むために必要となる、唾液(だえき)が少ないため、のみ込みにくくなり喉や食道に詰まりやすいということですね。
乾いた口の中に、カプセルを入れてしまうと口の中にぺたっと張りつきます。
この状態が喉で起こると、喉に詰まりやすいということになります。
ただし、「摂食」や「嚥下」などの他の障害が潜んでいる場合も考えられるので、気になる場合は医師に相談するようにしましょう。
医師にしっかりと症状を伝えることで、飲みやすい薬に替えてくれることもあります。
カプセルを上手く飲む3ステップ
ここでは、カプセルの上手な飲み方についてご説明します。
※薬を飲むときに上を向く人が多いのですが、カプセルは水に浮く為、上を向くと先に水分だけが喉に流れてしまいます。カプセルと水とを一緒に飲み込むためには、下を向くのがおすすめです。
飲みやすくする便利グッズ
他には、薬を飲みやすくするためのゼリーで、カプセルや錠剤を包み込むようにして飲み込むという方法もあります。
子供の頃、オブラートというシート状の物に包んで薬を飲んだ経験がある方もいらっしゃるかもしれませんが、同じ様な考えで乾いていて引っかかりやすい錠剤やカプセルを「ツルッと」させてのみ込みやすくするということですね。
ゼリーは水や白湯よりもとろみがありますので、薬をしっかりと包んだ状態で胃の方へ流れていきますので違和感を感じにくくなり、お子さんやお年寄りにも人気です。
薬が喉に詰まった感じが残る時の対処法
なんとか飲めたけど、何となく喉の奥の方に引っかかっている様な、感じがしてスッキリしない事もありますよね?
そんな、薬が喉に詰まったような感じがしたときの対処法を解説します。
喉ばかりでなく、食道にも詰まったような感じがするときがありますね。
「薬が張りついていて流れない」というのが詰まった感じがする原因です。
当たり前かもしれませんが、多くの方は少ない水で飲んでいるようです。「とにかく水でしっかり流し、胃の方へ送り込む」ことです。
水の飲み方にも少しコツがあります。
上を向いた状態で水を流し込もうとすると、気道がせまくなってしまいます。
そうなると水は流れにくくなり薬が引っかかりますので、あまり上を向きすぎない様にしましょう。
左右に対しても同じなので、水を飲むときは自然に正面を向くようにしましょう。
なお、薬は体内で溶けるように作られていますので、水を飲んでも違和感が残る場合でも、自然に治ることがほとんどですし、実際には引っかかっていないことも多い様です。
喉に薬が当たった時の違和感が残っている場合だけということもある様なので、水を飲んで少し様子をみてください。
まとめ
今回は、薬やカプセルを飲み込むのが苦手な方に、その原因として考えられることと、飲み方のコツをご紹介しました。
ただし、扁桃腺(へんとうせん)がひどく腫れるような風邪をひいているときは、錠剤やカプセルが飲み込みにくくなります。
腫れあがっているときには、固形物を飲み込むと痛みもともないます。
痛みや腫れがひどいときには、あらかじめ医師にその旨を伝え、飲みやすい薬を出してもらうようにするのも一つの方法ですね。
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