最近ニュースで取り上げられているので、目にしたことのある方が多いと思いますが、Amazon Echoが年内に日本でも発売されるようです。
私は海外ドラマ「Mr.ROBOT」で、FBI捜査官が自宅で使っているのを見て気になっていた商品でもあります。
Amazon Echoがどういったものか、ご存じない方が多いと思いますので、今回はどういう商品なのかを中心にまとめます。
日本で発売されたときには爆発的にヒットすると予想されていますので、この機会に覚えておいてくださいね。
amazon echo エコーとは?
引用:www.amazon.com
Amazon Echo は、私たちが子供の頃に想像した「未来の生活」を実現できる商品です。
イメージはiPhone を使ってる方は「Siri」を、Android を使ってる方は「OK Google」を考えてください、これの家庭版であり、進化版と考えるのが簡単です。
Amazon Echo は直径84ミリ、高さ約35ミリ、重さ1064G のデバイスでマイクスピーカーを搭載しています。
アマゾンが開発している、AI の「アレクサ」を利用して、音声で家電などをコントロールしたり、コケーションをとる事が出来ます。
アメリカで先行して発売されており、すでに世界中で500万台以上販売されているといわれています。
Amazon Echo エコー でどんなことができるのか?
Amazon Echo では接続された電化製品のコントロールを音声ですることができます。
こちらは小型のAmazon dotの映像ですが、イメージしやすいと思いますので参考にどうぞ。
「アレクサ電気をつけて」
「アレクサ音楽をかけて」
「アレクサボリュームを上げて」
というように声に出してコントロールします。
「アレクサ」は常に音声をモニターしていて、言葉の初めの「アレクサ」という言葉に反応するようになっています。
またiphgoneユーザーが「Siri 」で体験したような会話もできます。
「アレクサ、明日の天気は?」
「アレクサ、明日7時に起こして。」
「アレクサ、今日のスケジュールは?」
「アレクサ、おやすみ。」
のような会話ですね。
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Amazon Echo エコー の種類
現在アメリカでは、Amazon Echo は3種類発売されています。
Amazon Echo
引用:www.amazon.com
価格は179.99ドル。
Echo Dot
引用:www.amazon.com
ミニサイズのAmazon Echo でスピーカー機能必要最小限にし、価格を下げたモデルです。
現在は49.99ドルで販売されているようです。
Amazon Tap
引用:www.amazon.com
Amazon タップはポータブル版のAmazon Echo です。
もともとのAmazon へ行こうが家に設置して常に電源ON にしておく商品他のに対し、こちらの「Amazon Tap」は外出先に持ち出すことイメージしたモデルになっています。
バッテリー充電式になっていて9時間連続使用が可能。
充電するためのドックが付属品に付いています。
職場や車または家庭内で他の部屋や岩などに持ち出して利用するイメージでしょうか??
価格は129.99ドルです。
Amazon Echo エコー の評判
日本語対応の「アレクサ」はまだ公開されていませんし、製品自体も発売前なので海外でのレビューや評判を調べてみましたが、英語が話せる日本人のレビューを見る限り共通しているのは音声認識の精度と反応の速さです。
iPhone のSiri を使っている方は、始めてつかった時に昔に比べて圧倒的に進化したSiriの反応の良さに驚いたと思います。
しかし、アマゾンの音声アシスタント「アレクサ」はさらに上を行くことは間違いないようです。
英語と同等の日本語対応を期待したいですね。
Amazon Echo エコー以外の音声アシスタント
Amazon Echo 以外の音声アシスタントとしては、「Google ホーム」が挙げられます。
「Google ホーム」は129ドルで音声アシスタント機能のAI として「google アシスタント」が搭載されています。
日本メーカーとしては、シャープが2016年の10月に幕張メッセで開催した展示会「CEATEC JAPAN 2016」でホームアシスタントを発表しています。
日本人は生き物らしさが無いと、「話しかけるのに躊躇する」と言われていますので、「目」の様なものが付いているのが、日本製品らしさを出しています。
Amazon Echo の日本での発売予定は?
現在のところ、日本での発売に関する情報は公開されていません。
今のところ、アマゾンは国内でこういった商品を販売するために必要な「技適」(技術基準適合証明)を取得していないので、しばらく発売は無いと思われます。
しかし、各メディアで年内には日本での発売開始と予想と報じられていますので、間もなくなのは間違いないでしょう。
日本での開発は?
しかし日本は、このままアマゾンやグーグルの製品が普及して言うのを見ていても良いのか?という問題があるんです。
日本では、2017年1月8日に「総務省」が通信事業者や電気自動車メーカーなどと共同開発で日本語の音声を認識するAI を活用した、技術開発計画を2017年夏までに策定する方針を固めたようです。
すでに、英語圏ではAmazon が「この市場を制圧した」と言われていますが、日本には日本語という独自の言語があるため、若干の参入障壁となっていて、日本国内ではまだ日本製品のシェア確保の可能性が残されています。
なぜ、政府が旗を振ってまで開発を進めるのかというと、実は音声認識の人工知能を普及させるということは、消費者からの生のデータ(ビッグデータ)を集めることができるからです。
今はまだ、十分に活用できていないこの「ビッグデータ」も今後、人工知能やコンピュータの発達につれ、解析することで、個人の趣味趣向から、未来予想まで可能になると言われているのです。
基本的には音声認識サービスを利用した場合、そのデータは全て提供した企業に記録されていきます。(例えば、Siriに話しかけた言葉はapple社にデータとして記録されています。)
そのため、日本でもアマゾンやグーグルの音声認識サービスが普及した場合には、国内での消費などの経済データはもちろん、医療や災害、機密なども含めて、すべての重要データまでが国外に流出する可能性があるという事になります。
総務省幹部は、「Amazon Echo のような海外の商品が、日本の家庭や乗用車などを完全制圧する前に、日本語の対話システムのプラットフォームを構築することは国益を守る上でも緊急の課題だ。」と述べています。
日本人としては「日本製品」に期待したいところですが、現在は一歩も二歩も海外勢に後れを取っています。
今後の動向に注目したいですね。
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